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環境問題の考え方
大長で加工をしている生地の80%以上は天然繊維です。
自然の恵みを一杯に受けて育つ繊維、自然を破壊しその成長を阻害するような、生産、消費活動は私たちの
成長をも止めてしまいます。
自然から頂いた素材を余すことなく使い切り土に還す、これが私たちの考えるサステナビリティーです。
大長加工は水と共に
染色整理工場と水は切っても切れない関係があり、工場では色々な工程で大量の水を使用します。滋賀の湖東地区は鈴鹿山系から流れてくる豊富な地下水があり、年間を通じて約15°Cの水が湧き出ています。この水が大長の加工、品質の安定に役立っています。使用した水は川に流して琵琶湖に流れていくのですが、滋賀県には排水について日本一厳しい基準があります。
大長では、汚れた水のバクテリアによる浄化処理を行っています。
処理施設では、365日そのバクテリアの管理を行い、汚した水をきれいにして自然にかえし、水資源の持続可能な利用に向け取り組んでいます。また、一部の排水は公共の排水処理場で処理しています。
サスティナブルな
製品開発
加工中に発生した汚れやキズのある生地、過剰生産、また流行遅れの生地などたくさんの製品が倉庫に眠っています。これを再利用して製品開発を進めています。
お湯に溶けやすく、自然に優しい仕上げ剤を使用し再染色、再加工を容易にする取組みを長年続けています。
リサイクルリネンへの挑戦
加工途中に出るリネンの裁断クズの回収を行い、それを細かく裁断し、ワタにしたものを使用した糸の開発を進めています。リネンは繊維の長さが細くて短いためリサイクルには不向きですが、繊維長の長いオーガニックコットンのワタと混ぜ合わせることで裁断クズを使用した再生糸の開発に成功しました。このリサイクルリネンコットン糸を使用した生地の開発にも力を入れ、リネンの循環の可能性を広げています。